徒然ゆるらかレポート

学生。疑問に思ったこと・興味のあることをレポートします。

旧紙幣は使えるのか?

こんにちは。ふさねこです。


財務省のホームページによると、2024年度上期を目処に新しい日本銀行券が発行されるそうです。

現在発行されている銀行券も旧銀行券となるのですね。聖徳太子の一万円札など旧銀行券はあまり流通していないように思えますが、現在の銀行券も次第に流通しなくなるのでしょう。


流通量は減っていくかもしれませんが、現在の銀行券が使用できなくなることは基本ありません。




因みに、紙幣と銀行券の違いですが、

【紙幣】
紙で作った貨幣。兌換(だかん)の有無によって兌換紙幣・不換紙幣の2種に区別し、発行者の地位によって政府紙幣と銀行紙幣(銀行券)とに分ける。
(広辞苑より引用)


【銀行券】
発行銀行(日本銀行イングランド銀行など)の発行する紙幣で、代表的な現金通貨。本来、兌換(だかん)銀行券であったが、金本位制から管理通貨制度への移行とともに、いずれの国でも不換銀行券となっている。
(広辞苑より引用)


通貨の中でも、銀行が発行する紙幣を銀行券と言うのですね。




では、歴史の中で数多く発行された旧銀行券は全て使用できるのでしょうか。


日本銀行のホームページによると、1885年に日本銀行が初めて銀行券を発行してから現在までに53種類の銀行券が発行されたそうです。


そのうちで、現在使用できるのは、22種類なのだとか。

現在発行されている銀行券の他に、五百円券や百円券など現在発行されていない銀行券も使用できるようです。


現在発行されておらず、流通に不便な銀行券は、日本銀行の本支店で現在発行されている銀行券と引き換えることができるそうです。


そのために旧銀行券の流通が少ないのでしょうか。



一度発行された銀行券は、法令に基づく特別な措置がとられない限り、通用力を失うことはなく、過去に3回措置がとられ33種の銀行券の通用力が失われました。
日本銀行のホームページによると、


①1927年 関東大震災の消失兌換券の整理

②1946年 終戦直後のインフレ進行を阻止するためのいわゆる新円切り替え

③1953年 1円未満の小額通貨の整理




金融業の中心地の機能が停止するなどよほどのことがない限り、特別な措置がとられることはなさそうですね。

新銀行券の発行後にも、当分は現在発行されている銀行券も使えそうです。



現在は一万円札を指して「諭吉」と呼ぶこともありますが、そのうち「栄一」と呼ぶようになるかもしれないですね。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。